衝撃!実は相続争いは財産が少ない方が起こり易い!?

 

おそらくテレビドラマの影響だと思うのですが、

 

「相続争いは、豪邸に住んでいるようなお金持ちがするもの」

「だからうちには関係ない」

 

と思われている方は沢山おられるのではないでしょうか?

 

 

ですが実際には「うちには関係ない」とおしゃっている方が一番関係があるんです!

 

今回は、なぜ財産が少ない方が相続争いがおこりやすいのか!?についてお話したいと思います。

 

 

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相続財産が少ないほど相続争いは多い!

「財産が沢山あるなら、より多くの財産を自分のものにするために相続争いが起きるんじゃないの?」

「財産が少ないなら、分けるものもそんなに無いんだから、相続争いは起きないんじゃないの?」

 

と、こんな風に考えられている方は多いのではないでしょうか。

しかし実際は、逆なんです。

 

➡相続財産が多いほど相続争いが少なく

➡相続財産が少ないほど相続争いが多いのです。

 

 

私は40年間の現職時代に、色々なケースの相続争いを見てきました。

 

税務署に相続税の申告に来られる方と言うのは、いずれも基礎控除を上回る財産を相続される方たちです。

 

➡平成26年12月31日以前であれば、最低でも6,000万円を超える財産を持って亡くなられた方

➡平成27年1月1日以降であれば、最低でも3600万円を超える財産を持って亡くなられた方

 

私が現職時代に相続税の調査でかかわったのは、勿論このように基礎控除を超える財産を相続した方たちばかりでした。

その中で感じていたのは

 

➡相続財産が多いほど相続争いが少なく

➡相続財産が少ないほど相続争いが多いと言う事です。

 

 

また、これは税理士となってから分かって驚いたことなのですが・・・

 

税理士となった今では、基礎控除を超えない方たちの相談も舞い込むようになりました。

 

するとその中でもやはり、

➡相続財産が多いほど相続争いが少なく

➡相続財産が少ないほど相続争いが多いのです。

基礎控除より多い財産がある方たちも、基礎控除より少ない財産しかない方たち

 

➡相続財産が少なくなるにしたがって

相続争いの割合は増えて行くんです。

 

 

そして、私は現職時代に沢山の相続争いを見てきたと書きましたが、

テレビドラマで出てくるような豪邸にすんでいらっしゃる方の相続争いは一度も見たことがありません

 

相続財産の額でいますと5億円を超す財産を残された方に関する相続争いですね。

一件も見たことがないです。

 

 

 

大富豪が相続争いをしない2つの理由

では、なぜ豪邸に住んでいるような方たちは相続争いをしないのでしょうか?

それには2つの理由があります。

 

1つ目の理由は、豪邸に住めるような財産を沢山お持ちの方は、住んでらっしゃる豪邸と敷地の他にも

  • 現金
  • 預金
  • 有価証券

などの金融資産を沢山持っていらっしゃる事。

 

2つ目の理由は、続人ご自身が自分で蓄えた資産を沢山持っている事。

 

どう言う事か、具体的に解説していきましょう!

 

 

1⃣相続財産の中に金融資産が多い

財産を沢山お持ちの方は、豪邸とその敷地の他にも沢山の金融資産をお持ちだと先ほど触れましたね。

例えば

➡亡くなられた方の相続財産の合計は5億円

豪邸とその敷地1億円

金融資産4億円

相続人子供3人

法定相続分は3分の1で約1億6,666万円

の場合、兄弟の誰か1人が豪邸と敷地1億円分を相続しても、金融資産がたくさんあれば財産を均等に分ける事ができるんです。

 

 

2⃣相続人ご自身が自分で蓄えた資産を沢山持っている

また、多くの財産を残して亡くなられた方の相続人の方と言うのは、その相続人の方だけでも事業などを成功させて沢山の財産を蓄えていらっしゃいます。

ですので、敢えて相続争いをしてまでも財産を取得する必要がないのでしょう。

 

例えば、長男が

 

「家と土地は自分が相続するとして、金融資産の4億円は自分が2億円。2人は1億円ずつでもいいか?」

と言ったところで、妹も弟もそれぞれが自分で蓄えた財産がある訳ですから

 

「それぐらいでいいよ」

とスムーズに相続が完了しているのです。

 

 

 

なぜ相続財産が少ない方が相続争いが多いのか?

さて、財産を沢山持っている方に相続争いが少ない理由は先ほどお話した通りですが、ではなぜ相続財産が少ないと相続争いが多くなるのでしょうか?

 

例えば

➡亡くなられた方の相続財産の合計は1,000万円

家と土地700万円

金融資産300万円

相続人子供3人

法定相続分は3分の1で約333万円

の場合、長男1人が同居していた家と土地700万円を相続すると、残りの姉弟は法定相続分の財産を相続することができませんよね。

 

 

長男が

「家と土地は同居していた自分が相続するとして、お墓の管理や法要があるから2人は100万円ずつでもいいか?」

と聞いて「いいよ」と言ってくれたら良いですが・・・

 

「それだけじゃ納得できない!法定相続分は絶対に貰う!」

 

と強固に言われてしまえば話がこじれてしまいます。

 

➡妹と弟に約333万円ずつ渡すとしても

金融資産は300万円しかない

自分が今住んでいる家を売る訳にはいかない

残りをどう工面したらいいのか、長男は非常に苦労することになるのです。

 

 

 

財産がある場合とない場合のそれぞれの相続対策

くり返しになりますが、相続財産が少なくなるにしたがって相続争いの割合は増えて行きます。

 

そうなると、

  • 財産を多く持っている方と、
  • 財産が少ない方では

将来の相続が発生したときへの備えが変わってきますよね。

 

➡財産を多く持っている方は【相続税対策】をする必要がありますが

➡財産が少ない方は【相続争い対策】をする必要があるのです。

 

 

この記事を読まれて、

 

「あ、うちの家族はちょっと相続争いになりそうだな・・・」と思われた方は、

 

相続が発生する前に

  • 事前に家族に根回しをしたり、
  • 話し合いをして
  • 親に遺言書を書いてもらうなど

といった対策をしておきましょう。

 

相続争いを起こさないための遺言書の書き方については、こちらの記事でまとめていますので、ぜひ参考にして下さい!

遺言書があるから相続争いが起きる!?正しい遺言の残し方とは

2018.06.29

 

 

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