相続の相談先は弁護士?税理士? あなたの状況により選ぶ専門家は変わります

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秋山 清成

相続のご相談なら、秋山税理士事務所へ。税務署で40年以上相続を取り扱ってきた税理士が、相続対策や節税方法、相続税申告、贈与税についてのご相談など親切丁寧にサポートいたします。SRS(相続リモートサービス)にて全国のお客様に対応しております。どうぞお気軽にご相談ください。

     

    相続が発生したけれど、一体どの専門家の人に悩みを相談すれば良いのか分からない!

    弁護士? 税理士? 司法書士? 行政書士?  

    何となく各専門家で取り扱う仕事は違うというのは分かるけど、その人達が何をしてくれるのかはハッキリとは分からない。

    そんな悩みを持っている人は多いのでは無いのでしょうか?

     

    この悩みに対する結論としましては、

    現在あなたが置かれている相続の状況によって相談する専門家は変わって来る!

    というモノが正解なのですが、

     

    今回の記事ではそんな、相続の悩みを抱えている皆さんが

    ・どのタイミングにおいて

    ・どの専門家に

    自身の悩みを相談すべきかを詳しく解説していきたいと思います。

     

    相続に関する悩みって誰に相談すればいいの?

    ふぅ・・・。

    親父が亡くなってから一か月、大分家族みんなも落ち着いて来たけど、

    そろそろ相続税のことについても考えなくちゃな。

     

    税金の相談と言えば、やっぱり【税理士の先生なのかな?

    それとも法律のスペシャリストである【弁護士

    不動産の登記は【司法書士の先生が専門って言うし。

     

    一体誰に相談していいのやら・・・。

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    っっ!

    メチャクチャタイムリーな講演会がやってる!!

     

    よし!

    日曜日は仕事も休みだし、一度勉強しに行ってみるか!

     

     

    国家資格を持つ専門家の業務範囲

     

    相続に携わる専門家には国家資格を有する人と民間資格を有する人がいます。

    両者の明確な違いとしては「法律行為を行えるか否か」という点です。

     

    では皆さん、一度下の表を見てみて下さい。

     弁護士税理士司法書士行政書士
    相続の相談
    相続財産の評価
    遺言書の作成指導
    不動産の登記   
    申告書の作成   
    (争)続の場合の法律相談
    法律行為の代行
       
    相続放棄の手続き  

     

    国家資格を持つ「弁護士・税理士・司法書士」には、それぞれが独占で行う法律行為が存在します。

    弁護士なら
    争続の場合の法律相談・法律行為の代行 

    税理士なら
    相続・贈与税申告書の作成

    司法書士なら
    不動産の登記 

    が、その主な業務ですね。

     

    これらの独占業務を行うことが出来るのは、業務欄に〇が付いている各専門家のみとなっており、

    それ以外の者(国家資格・民間資格保有者)が独占業務を行うことは違法行為となってしまうんです。
    (※弁護士は判例上では不動産の登記は可能ですが、あくまで不動産登記のスペシャリストは司法書士です。)

     

    あなたの現状を把握し、相談する専門家を選ぼう

     

    さて、上記の表を踏まえた上で、

    「相続に関する悩みは誰に相談すればいいの?」に対する回答をしていきたいと思います。

     

    この問いの答えとしましては、

    現在あなたが置かれている相続の状況によって相談する専門家は変わって来る!

    が正解です!

     

    具体的に説明をしていきますね!

     

    相続税が掛からない場合

     

    相続が発生した際に受け取った財産、または将来的に受け取るであろう財産が、相続税の基礎控除額よりも明らかに少ないと確定している場合は、相続税の申告を行う必要はありません。

    相続税の「基礎控除額」を知ると、あなたに相続税が掛かるかどうかが分かる!

    2018.11.04

     

    その場合は、

    ・相続した不動産の登記(名義変更)を専門に行う司法書士や、

    ・金融機関等の口座名義変更に長けている行政書士

    の方に相談を行えば、スムーズに相続における手続きが完了出来ると思います。

     

     

    相続税が掛かる / 掛かるかどうか分からない場合

     

    ・財産が多く相続税の申告が必要な人。

    ・資産家という訳でもなく、遺産が全くないという訳でもない。
     なので自分達が相続税を払わなくてはいけないかの判断が難しいという人。

    ・そもそも相続財産がどれくらいあるかが把握出来ていないという人。

     

    上記の様に、相続税が掛かる、又は掛かるかどうか分からないという人の場合には、初めの相談の段階から税理士に相談されることをオススメします。

     

    相続税が掛かる人は、勿論相続税の申告書を税務署に提出しなければならないので、専門家の中でも唯一申告書作成業務が行える税理士に依頼されるのが良いでしょう。

     

    相続税が掛かるかどうか分からないという方に対しても、初めの相談の時点において税理士に依頼されることをオススメします。

    なぜなら、税理士以外の士業の事務所を探して相談をしたけれど、結果的に申告が必要となった場合、また初めから税理士を探す作業が必要となります。

     

    その為、相談者の方の2重負担にならない為にも初めから、

    〝相続の相談→財産の評価→相続税の申告書作成〟までをワンストップで行える税理士に依頼されるのが得策です!

     

    相続が発生し揉めている場合

     

    次に相続が発生し、かつ相続人の間で揉め事が発生している(揉める将来が目に見えている)場合。

    この場合に相談に行くことをオススメするのは、弁護士税理士です。

     

    相続においては、相続した遺産の分割を行う過程で、親族間における関係性が酷く悪化することが多々あります。

    そしてそれは、そのまま家族間の関係にヒビが入り、裁判沙汰に発展していくことも・・・。

     

    相続において話が纏まらず、行くところまで行ってしまった時には裁判でお互いの相続分を争うことになります。

    その時に依頼者の代わりに法律行為を行えるのは国家資格を持つ専門家の中でも弁護士だけです。

     

    「私達兄弟は昔からソリが合わなくて・・・」

    「親族の○○にだけは、絶対に遺産を相続させたくない!!」

     

    相続の発生の前後において、このような思いを持たれている場合は、

    最終的に財産の相続について裁判にまで発展することを考慮し、初めの段階から弁護士に相談をされることをオススメします。

     

    逆に
    「親子仲・兄弟仲は良くないが、出来れば裁判では争いたくはない!」

    「そこまで(裁判まで)行くことは極力避けたい!」

    こう思われている方は、最初の段階の相談においては税理士に相談された方が良いでしょう。

     

     

    何故なら自分の兄妹や親族の間で相続問題で揉めている時に、

    相続の問題に対して弁護士を雇った!〟

    自分以外の相続人の口から、このように聞いたあなたはどう思うでしょうか?

     

    「もう相手方は話し合いや和解を求めておらず、裁判まで行く気なんじゃないか?」

    「だったらこちらも弁護士を雇って対抗しなければ!」

    このように思われる方も少なくないでしょうし、ここまで行ってしまうと、もう裁判が終わった後も元の関係に戻ることは困難です。

     

    なので、

    裁判を覚悟してでも、絶対に相手に遺産を相続させたくない!

    もう話し合いでの解決は不可能なほど関係がこじれてしまった! 

     

    このような状況になった際には、相続の相談において弁護士を選択し

    「揉める可能性もあるけれど、出来れば裁判まで行くことは避けたい」と思われているのなら、(争)続問題にも日常的に対応している〝相続を専門にしている税理士〟に相談をされるのが良いでしょう。

     

     

    身近に相続に関する民間資格保有者がいる場合は、その人への相談もあり

     

    相続に関する相談に答えられるのは、何も弁護士や税理士などの国家資格保有者だけではありません。

     

    相続に関するちょっとした悩みを弁護士や税理士の先生に相談するのは敷居が高いという方は、

    もしもあなたの身近に相続診断士や終活カウンセラーなどの、相続に関する民間資格保有者の方がいらっしゃれば、その人に相続の悩みを相談しても良いでしょう。

     

    以下でザックリとですが、各資格の紹介をさせて頂きます。

     

     

    失敗しない税理士選びの方法

    先生!今日は有難うございました!

    今日の講演会のお話から、僕の相続の悩みに関しては税理士の方に相談をさせて頂こうと思います!

     

    いえいえ。

    こちらこそ、真剣に耳を傾けて頂いて有難うございます!

     

    相続の悩みについて税理士に相談をされるということでしたら、最後に一つ、

    「相続において失敗しない税理士選び」

    についてアドバイスをさせて頂きますね!

     

    失敗しない税理士選び?

    そんなモノがあるんですか??

     

    はい、「相続において失敗しない税理士選び!」

     

    その詳しいお話は次回の記事

    相続における税理士選びは〝費用のみ〟で選ぶと大失敗します!

    にて詳しく説明していきたいと思います!

     

    次の記事へ

    相続における税理士選びは〝費用のみ〟で選ぶと大失敗します!

    2018.11.13

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